ディスカウントチェーン「ドン・キホーテ」を運営するパンパシフィック・インターナショナル・ホールディングスは11月から、アジア38店舗で日本産のホタテを提供する。
パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングスは、タイやマレーシアなど海外のアジア6市場でドン・キホーテを運営している。
38店舗では北海道産ホタテの刺身などを扱う。店内で営業する「せんべろ寿司」でもホタテ寿司を提供する。
8月24日に発表された中国の禁輸措置に対し、日本の小売店やレストランは国内で水産物の販売促進を行ってきた。PPIHは海産物を海外に販売することで、さらに一歩前進する。
2020年、PPIHは輸出を促進するため、水産物と農産物の生産者による組織「パンパシフィック・インターナショナル・クラブ」を設立した。このネットワークを通じて、日本産ホタテを近隣の港や空港に輸送し、アジア市場に輸出することで、生食できる新鮮なホタテを届けることが可能になる。
マレーシアのドン・ドンキでは10月4日から3日間、「ほたてフェア」が開催された(写真提供:パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス)。
PPIHはこのほど、日本の宮城県沖で獲れたホタテを使った「ほたてフェア」をマレーシアの店舗で3日間開催した。水曜日のオープニングには、日本の宮下一郎農林水産大臣が出席した。
「各地でフェアを開催し、私たちの製品についての認知度を高めることで、水産物輸出の拡大を目指しています」と宮下大臣は語った。
中国の輸出禁止措置は、日本が震災に見舞われた福島第一原子力発電所から放射性物質を含む廃水を海に放出したことを受けたものだ。日本の貿易統計によれば、今年8月の中国への未加工水産物の輸出は、金額ベースで前年比75.7%減となった。
17日ほど続く予定の2回目の排水は、木曜日に始まった。
中国の禁止措置が経済的な影響を与えそうなことから、スーパーマーケットを運営するイオンとコンビニエンスストアチェーンのセブン-イレブン・ジャパンは、北海道産ホタテの調達を拡大し、国内店舗での販売促進を図っている。
外食のワタミは、居酒屋で日本の海産物を使った販売キャンペーンを開始した。回転寿司チェーンのくら寿司は、北海道産ホタテの握りを数量限定で提供している。また、西友は2週間限定で海産物を仕入れている。